貸本漫画集2 飛だせ!ピョン助他

基本データ

通巻 002
ページ数 540ページ
発売日 2017/02/03
定価 2600円(税抜)
帯キャッチ「伝説のお宝ついに復活」「水木キャラとバッグス・バニー!! 奇跡のコラボレーションがワーナー公認で封印解除。」

目次

飛だせ!ピョン助
ブル探偵長
カラス氏とピョン助

マメ博士の冒険

お笑いチーム

プラスチックボーイ
HOUSE of MYSTERY
おゝミステイク

カラーイラスト
『飛だせ!ピョン助他』刊行までの経緯
資料
解説「まさに水木先生の世界でしかない」梅田英俊(画家・漫画家)
初出一覧

カラーイラスト

『飛だせ!ピョン助』未使用イラスト
『ブル探偵長』未使用イラスト
『笑』カバー用未使用イラスト
『カラス氏とピョン助』未使用イラスト

イラスト

飛だせ!ピョン助 カバー
ブル探偵長 カバー
マメ博士の冒険 カバー
お笑いチーム カバー

茂鐵新報 通巻3-4号 通巻72号

ある日の一言
解題
梅田英俊さんに訊く 新宿時代の水木サン その一
解説者紹介
貸本漫画 出版物の世界!
屁々々の編集余話
水"気"アンテナ

備考

1958年に兎月書房より刊行された貸本向けギャグ作品を集成の上、
エンゼル文庫、中村書店から刊行された貸本向け雑誌に掲載された短編三本を収録。

一連のギャグものの多くはバッグス・バニーをはじめ
ワーナー・ブラザーズ社のキャラクターたちが活躍するドタバタ劇。
水木本人の判断もあり、初出以来長らく封印状態にあったものを
ワーナー・ブラザーズ社正式の許諾を得て初めての復刻。
(翻訳して手紙と一緒に送ってお伺いをたてたとか。すごい)
間違えなく大全集全体におけるの目玉のひとつ。
ベルヌ条約と万国著作権条約を持ち出した経緯の説明もなんだかすごいことになっていて必読。

また解説の梅田英俊さんは貸本初期の水木しげるに請われてアシスタント採用された経験を持ち
水木がカバーを描いた貸本漫画『すってんテルちゃん』『てる坊ひで坊』の作者でもある都田そう平、その人。
茂鐵新報にもインタビュー記事が掲載されており、非常に貴重なもの。
(インタビューは同時刊行の『河童の三平[下]』の月報にも続きが掲載)

資料は『飛だせ!ピョン助』の未使用原稿。収録作品の初出にあたる貸本向け雑誌の情報。
水木が他作家の貸本向け単行本のために描き下ろしたカバー絵(『レコード殺人事件』『ミイラ島』『寄生人』など)

ちなみに冒頭収録のカラーイラストはすべて全集のための調査で出てきた初公開の未使用原画。
とにかく何もかもがスゴい。

  • 最終更新:2017-02-03 00:19:33

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